昨日七月七日は、私たち夫婦の入籍記念日でした。
(結婚記念日は、8月25日です)
前はね、お花を買って帰ってきていたパパ。
今年は・・・?
「花より団子ってことで、今日は本物のBEERにしてみた!」とパパ。
(発泡酒でも第3のビールでもないTHE PREMIUM MAL'Tを買ってきた)
まぁいいか!
ふと、中学時代からの友人の言葉を思い出した。
彼女は、Tちゃん。もう20年来のお付き合い。
入籍したことを伝えた時、彼女は「おりひめとひこぼしみたいに年に一度しか会わないような夫婦にならんでね。」って言った。
私たちの結婚式のスピーチでは、私のことを「肝っ玉母さんになるだろう!」って言った。
そして、千雪に障がいがある事を伝えた時には「元気な子でもさ、突然事故にあったりして亡くなる子もおるとよ。がんばって生きてくれるに決まっとおやん。しっかり育てり!泣かんで!」って言った。
あの頃、泣くことしか出来なかったワタシ。
まだ現実を受け入れられず、千雪のお母さんになる自信もなにもなくて前が見えなかった頃。。。
あの頃の私は、千雪のことしか考えていなくて、一日中泣いてばかりだった。。。
毎日Nへ面会に行く私を玄関先で静かに見送っていたお兄ちゃん。
その時まだ2才になったばかりのお兄ちゃんは、そんな私を見ていたから、とても精神的に不安定な状態になっていた。
二人をしっかり育てていかなければ!と再認識した時でもあった。
いろんな人生の節目での彼女の言葉は、そのときどきで私のこころに刻まれている。
「ことば」の受け取り方は、人それぞれだけど、彼女の言葉は、いつも元気をくれる。
彼女は、学生時代に相次いで両親を癌で亡くした。
その後は、3人の兄妹がチカラをあわせてがんばってきた。
きっと、悲しく辛かったはずなのに、彼女はいつも明るかった。
そして、自分がツライ時でも、周りのみんなを笑顔にしてくれた。
辛いことを乗り越え、前に進んできた彼女の言葉だからこそ、時に厳しい言葉でも
私は素直に受け入れることが出来ているのかもしれない。
大人になって、それぞれの道を歩き、遠く離れたところで生活しているけれど、
何かあると、彼女の声を聞きたくなる。
今、彼女には中学生のお兄ちゃんと妹、二人の子どもがいる。
妹は、少し小さく産まれて少しだけ発達が遅れている。
毎日忙しく、パワフルなお母さんをやってる。
私の大切な友人のお話でした。
千雪が手術を終えて、退院した日の写真。
おにい2才3ヶ月、ちい3ヶ月の頃。
初めておにいが「なま」で対面の瞬間、ちょっと恥ずかしそうに、優しい眼差しで妹を見ていた。
感無量だったな。